愛唱歌  
 
  「愛唱歌」制定のいきさつ

 平成29年6月27日、通信教育部開設40周年記念大会の「清興」において発表された次の歌が、大変印象的であったことから、後日大会実行委員会の慰労会の席上、本院の愛唱歌とするにふさわしいとの賛同を得して、40周年を記念して「大和賛歌」の題で本院の愛唱歌とすることに決定していただきました。

 この「愛唱歌」を校歌以外の共通の歌とし気軽に歌っていただき、受講生相互の関係を深め、修了後は受講生時代を懐かしむ歌として、本院とのつながりを強める一助にして頂ければ幸いです。以下、紹介します。

1. 歌詞:『古事記』中つ巻、「倭建命の薨去」の章より

  倭建命が東伐の帰途、三重の能煩野(のぼの)で最後のときを迎える際に、故郷を偲んで歌った「国偲びの歌」として知られています。
 倭(大和)が日本の古称であることは、よく知られています。したがって、この古歌を単に大和国(奈良県)という狭い意味の国を偲んで歌った歌と解するだけでなく、広く日本という国を偲び懐かしんで歌う歌と捉えることもできます。

倭(やまと)は 國のまほろば 
     たたなづく  青垣(あおがき)
        山隠(やまごも)れる   
         倭(やまと)しうるわし



      (註)「まほろば」  最もすぐれた国
         「たたなづく」 畳み重ねたようにくっついている。
         「青垣 山隠れる」 国の周囲をめぐっている青々とした垣のような山の内に籠っている。
       ※(註)は、倉野憲司校注『古事記』による。

2.作曲者:栁原由佳(34期生)
  歌  手:秋山 啓(35期生)

 通信教育部開設40周年の記念大会に、大阪国学院らしい「清興」をご披露しようとして、本院の修了生の中から、上記の作曲者と歌手のほかに、進行役の吉川紗代さん(37期生)、背景画像担当の栗野義典さん(28期生)が、何度も集まって企画・練習を重ね、20分の「大和賛歌」と題する「清興」に仕上げて頂きました。
 前掲の歌以外にも、「春は曙」「大和には群山あれど」「言霊の」などを交え、さらに栁原さんのオリジナルピアノ曲「朝日に匂う」も演奏していただき、充実した舞台となりました。
 愛唱歌として賛同頂いたのは、その中のひとつですが、日本の古典のなかに見出される日本独自の美観を現代音楽である程度表現できたのではないかと感じました。
 
 
♪ 愛唱歌を聴く♪

 【楽譜】